持続性があるノルバスクの効果

ノルバスクは、高血圧症や狭心症などの治療に使用される薬剤です。

その薬効作用の特徴として、おだやかな効き目と非常に優れた持続性があげられます。

ノルバスクはカルシウム拮抗剤で、血管を収縮させるカルシウムが血管平滑筋細胞内へ流入することを防ぎ、冠血管や末梢血管を弛緩させます。
この薬効により血圧を下げたり、心臓への負担を軽減し狭心症の発作を抑えてくれるのですが、前日に飲んだ薬の効果が、翌日の朝起きた時にまだ続いているのです。

ノルバスクの持続性は、体内に非常に長い間とどまるという特性を持つためです。
通常薬は体内に吸収されたのち、肝臓の薬物代謝機能で解毒化され薬効がなくなってしまったり、腎臓から尿によって体外に排出されてしまったりします。
こうして時間と共に薬の効き目は消えていってしまいます。
しかしノルバスクは、比較的肝臓での薬物代謝に強いという特性をもっています。
加えてノルバスクは、血液中から全身組織の中へと速やかに浸透し、なおかつ組織の中にとどまって離れにくいという性質を持ち合わせています。
体内に長時間とどまることができることにより、優れた薬効の持続性を発揮してくれることになります。

ノルバスクの効果の出方はおだやかにゆっくりと現れますが、薬効の減少の仕方もゆっくりだということは、常に一定濃度の薬の効果を維持できるので、成人の場合でも1日1回の服用で1日中十分な降圧効果が得られます。

こうした優れた持続性をもつため、降圧剤を服用されている方が最も注意しなければならない薬の飲み忘れがあったとしても、薬の薬効切れによる急激な血圧上昇が起こりにくい効果があります。
また、朝の血圧が特に高いという高血圧のタイプの方にもノルバスクは効果的な薬といえます。